鈴木秀美・山田健太・砂川浩慶(編著)『放送法を読みとく』

　鈴木秀美・山田健太・砂川浩慶(編著)『放送法を読みとく』（商事法務）が刊行されました。本書は、放送と通信の融合現象を始めとする「新放送時代」を見据え、放送制度や放送政策について総合的に検討した一冊で、第1編「放送の現状と系譜」、第2編「放送法制の全体像」、第3編「放送法解説」の三部構成となっています（それに加え、充実した資料も付けられています）。

　本書刊行のため、編者の先生方の取りまとめのもと、実務家と若手研究者（放送制度に関心を持つ憲法研究者）が研究会を組織し、約2年にわたって活動を続けてきました。

　もっとも、私個人としては、研究会結成後まもなくしてフランスに出発してしまったので、会合そのものには十分参加できなかったのが残念ですが、こちらでの研究の成果を利用して、曽我部真裕「規制機関の国際比較」（第2編第Ⅴ章）を執筆させていただきました。これは英米仏独韓等の独立行政委員会を素材に、放送規制のあり方を比較検討したものになります。

　本書について詳しくはこちらをご覧下さい。