木戸孝允別邸跡
今回の憲法史研究会は、いつもに増して盛況で、遠方からも憲法、政治学、議会制度論等の著名な先生方がおいでになり、大変意義深い会でありました。
それはそうと、研究会開始前に、木屋町二条・ホテルフジタの北隣あたりの会場脇にある木戸孝允別邸跡の見学会が行われました。案内をして頂いたN先生の説明によれば、この辺り一帯は長州藩関係者にゆかりにあるところで、幕末に志士としてこの辺りで活動した木戸が晩年を過ごすためにここに別荘を構えたのだそうです。そして、1877年(明治10年)、木戸はこの地で没することになります。建物の一部が現在も残されていますが、一般公開をしていないので、知られていないようです(私も知りませんでした)。
なお、この建物の隣には、木戸の庶子といわれる木戸忠太郎の収集した膨大なダルマのコレクションをおさめるその名も達磨堂(大正12年建築)があります。