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京都大学大学院法学研究科・曽我部真裕(憲法・情報法)のページです。

大石眞(監修)『なぜ日本型統治システムは疲弊したのか 憲法学・政治学・行政学からのアプローチ』

大石眞(監修)、縣公一郎 ・笠原英彦(編著)『なぜ日本型統治システムは疲弊したのか 憲法学・政治学・行政学からのアプローチ』(ミネルヴァ書房

 

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【出版社内容説明より】

 戦後70年が経過し、日本の統治システムも制度疲弊をおこしている。冷戦崩壊・政権交代などを経て、現在求められている統治システムとはどのようなものなのか?
 本書は、国会、内閣、選挙制度など、様々なテーマについて第一線の研究者が考察する。現状と課題を分析し、これからの時代のために最適な制度の形を模索した研究成果の集大成である。

 

【目次】

はしがき

第1章 議院内閣制——国民・国会・内閣の関係(上田健介)
第2章 象徴天皇制——憲法第1章と皇室典範(原田一明・笠原英彦)

第3章 国会——議会の評価と両院制の展望(久保田哲)

第4章 内閣——首相の指導力と政治の大統領制化(西岡 晋)

第5章 司法制度——司法制度改革と裁判所・裁判官像の転換(曽我部真裕)

第6章 財政制度——実質的意味の財政憲法と“財政のかたち”(片桐直人)

第7章 政党——政党の近代化と政党制のあり方(苅部 直・小川原正道)

第8章 選挙制度——分かりやすい選挙へ向けて(岩渕美克)    
第9章 地方自治——「ローカルな民主主義」と政府体系の再編(長野 基)

第10章 政治改革——政官関係と政治資金問題を中心に(柏原宏紀・門松秀樹)

第11章 行政改革——省庁割拠体制を超えて(宇野二朗)